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1.さりげなく、風格のある雰囲気なら、正統派で少し「ひねり」のある帯
「こんな色を織るのは初めてです」と京都の爪掻き綴れ工房の方。
それもそのはずで、綴れといえば、通常は白銀や黒が多いのですが、
よく着物を着られる方のことを考えると、少し「ひねり」のある、この地色をお願いしました。
お店には、いろいろな専門メーカーの方が来られるのですが、「あ、これ、良い綴れやなあ。この地色かあ。ええなあ」と専門家の目も引く帯です。
2.気張りすぎず、ありきたりでもない。さりげない風格。
文様には、金、銀もほんのり入っており、格を感じさせながら、
豪華でもなく、使いやすいものに織りあがってきました。
文様の数も、少し少な目に抑えてもらうよう作ってもらっています。
左から、濃い金→薄い金・・・・→銀と少しずつ色が変わっています。
お締めいただければ、「風格が匂うような」名古屋帯。
3.京都の綴れ工房にて
綴れ帯と言えば、機械織や、外国製が多いのですが、京都の工房にて、織られた爪掻本綴れです。綴れならではの正統派ながらの気品を感じます。(写真に証票をあげました)
4.試織りを経て
これまでに制作をしたことのない地色とのことで、試し織を経て、制作に取り掛かってくれました。
5.爪掻き本綴れとは
この帯に眼が行かれる方には、改めてお伝えすることもないようにも思いますが、念のため。
「つめかきほんつづれ」とは、緯糸を織り込んでいく際、細かな部分を織るのに、作業がしやすいよう職人の爪をギザギザに整え、その爪で糸を掻き寄せて行われることから、こうよばれます。
6.合わせる着物は
袷の着物におしめいただけます。
着物の色や文様の雰囲気が合う条件のもと、
訪問着・付け下げ・小紋・無地になります。
綴れですので、紬には向きません。
※お持ちの着物と合うかどうか、お写真をお送り下さいましたら、お答えさせていただけるかと存じます。お問い合わせのメールでお気軽にどうぞ。
7.思い
不思議なもので、出来上がった織物というのは、その職人さんの想いが何となく感じられるものなのですが、体の一部まで道具として整えて作るのですから、より一層、感じるものがあります。
更に、よく着物を着られる方のことを考えて地色や、文様など、工房の方と一緒に作った当店の思いも込められています。
地色に「ひねり」のある 爪掻き本綴れ 名古屋帯
・文様をアップにしたお写真は、少し地色が濃く出ています。
・着物に帯を合わせているメインのお写真の色が一番近いお色が出ているかと思います。
・お使いの機器等により微妙にお色が違うことをどうぞ、ご了承下さいませ。